不倫報道から約2か月後の2020年3月17日、東出は都内で行われたドキュメンタリー映画のトークイベント後に囲み取材に応じました。これが騒動後初の公の場となった謝罪会見です。その場で報道陣から投げかけられた「杏さんが好きなのか、唐田さんが好きなのか」という質問に対し、東出は数十秒間にわたり沈黙。そして絞り出すように発した次のコメントが、破局を決定づけました。
「申し訳ございませんが、お相手のこともあるので。また、私の心の内を今ここでしゃべることは妻を傷つけることになると思いますので、お答えできません」
妻の目の前で「妻を愛している」と即答できなかったこの発言は、現場の記者たちを凍りつかせ、杏に対する決定的な最後通告となりました。2020年8月1日、両者は連名で離婚成立を正式発表します。
離婚条件を巡っては、後に『女性セブン』などが「東出側から提示された養育費は子供1人につき月額1万円(計3万円)だった」と報じ、再び世間に衝撃が走りました。一般的な基準から見ても極めて低額な提示に批判が集まりましたが、背景には東出が抱えた巨額のCM違約金(推定数億円規模)と事務所契約解除による経済的困窮がありました。一方の杏は、東出からの慰謝料を一切請求せず、共有名義だった都内の自宅不動産を単独名義に変更する形で決着を図ったとされています。金銭的な泥沼を避け、子供たちの生活環境と精神的安定を最優先にした杏の毅然たる姿勢は、多くの同情と称賛を集めました。