このムーブメントは都心部だけに留まらない。ロードサイドを中心に展開する大手チェーンや地方の名店も、独自の解釈を加えた「山系」メニューを続々と投入している。濃厚な醤油豚骨だけでなく、魚介出汁をブレンドした独自のライト系山盛りラーメンや、味噌ベースのコク旨スープなど、バリエーションは急速に多様化した。
海外展開を視野に入れる動きも活発だ。アジア圏や北米では、日本のラーメン文化に対する理解が深まっており、「山盛りスタイル」のラーメン店が出店するや連日大行列を作るケースも珍しくない。かつて日本独自の進化を遂げた食文化が、いまや世界基準のフロンティアとして拡大を続けている。