横浜スタジアムが「日本一熱狂的なボールパーク」と呼ばれる理由の根底には、洗練された音響システムとファンの熱狂的なコールが一体となった空間演出があります。
その象徴が、山﨑康晃投手の登場曲『Kernkraft 400』(ゾンビネーション)です。リリーフカーがマウンドへ向かう瞬間、スタジアム中の照明が落とされ、数万人のファンが一斉に跳び跳ねる「ヤスアキジャンプ」は、相手チームに計り知れないプレッシャーを与えます。単なるBGMではなく、投手の闘争心とスタンドの祈りがシンクロする儀式として機能しています。
さらに、打者の登場曲がフェードアウトした直後に鳴り響くベイスターズ応援歌やチャンステーマ(『攻めまくれ』『チャンステーマ4』など)への接続は見事というほかありません。登場曲のビートで作られたスタジアムの高揚感が、間髪入れずに私設応援団のトランペットと太鼓の生演奏へと引き継がれることで、得点圏での爆発的なボルテージが生み出されています。