杉尾氏の追及がこれほどまでに強烈なインパクトを与える理由は、そのキャリアと無縁ではない。長年にわたりTBSテレビの報道記者やニュースキャスターとして現場を駆け巡り、事件や政治の真相を追究してきた経歴を持つ。事実に肉薄し、論理の矛盾を突く手法は、政治家となった今も冴え渡っている。
感情論や党派的な批判にとどまらず、客観的なファクトを積み上げて相手を詰める。これこそが、同氏の展開する政治ジャーナリズムの真骨頂と言える。官僚が用意した定型答弁を許さず、問題の本質へと問答無用で踏み込む姿勢は、形式化しがちな国会審議に強烈な緊張感をもたらしている。