Q1:一卵性双生児は将来かかる病気や寿命も同じになるのですか?
A1:いいえ、全く同じにはなりません。特定の遺伝性疾患に対する脆弱性など遺伝的なベースは共通していますが、食事内容、運動習慣、ストレス環境、喫煙や飲酒の有無といった後天的な生活習慣(環境因子)によって、エピジェネティクス(遺伝子の働きの変化)が生じます。その結果、一方が糖尿病や高血圧、がんを発症しても、もう一方は生涯健康であるといった差異が当たり前に起こります。
Q2:一卵性の双子はテレパシーや以心伝心があるというのは本当ですか?
A2:科学的に証明された超能力としてのテレパシーは存在しません。しかし、双子が「言葉を交わさずとも相手の考えていることが分かる」と感じる現象は多々報告されています。これは、同じ遺伝的ベースを持ち、同一の家庭環境とタイムスケジュールで長年生活を共にした結果、思考パターン、外部刺激に対する反応速度、言語選択の傾向が極限まで同期しているために起きる認知的現象であると考えられています。
Q3:最新のスマートフォンの顔認証システムは、一卵性双生児を見分けられますか?
A3:多くの一般的な顔認証システム(3D顔構造スキャンを含む)において、成長期の一卵性双生児は見分けがつかずにロックが解除されてしまう事例が公式にも報告されています。メーカー各社も「外見が酷似した双子や兄弟姉妹の間では、パスコード認証を使用することを推奨する」と注意喚起しています。一方で、虹彩認証や前述の指紋認証であれば、物理的・解剖学的に同一にならないため確実に判別が可能です。