Q1:生後5か月になってもモロー反射のような動きで夜中にビクッと起きてしまいますが大丈夫ですか?
A1:生後4〜5か月頃はモロー反射が徐々に消失する過渡期であり、個人差があります。また、反射ではなく単なる「入眠時ミオクローヌス(大人でも起こる寝入りのビクつき)」や「驚愕反射」であるケースも多く見られます。日中にあやすと笑い、首がしっかりすわっていれば過度な心配は不要ですが、頻度があまりに多い場合や手足が小刻みに震え続ける場合は動画を撮影して健診時に医師へ相談してください。
Q2:足の裏を触ると指が開くバビンスキー反射が1歳を過ぎても消えません。異常でしょうか?
A2:バビンスキー反射は原始反射の中でも消失が最も遅く、完全に足の指が曲がる屈曲反応(成人型)へ切り替わるのは1歳半〜2歳頃までかかるのが一般的です。つかまり立ちや伝い歩きが順調に進んでいれば自然な発達経過の範囲内であることが大半です。
Q3:原始反射の残存をチェックする簡単なセルフチェック方法はありますか?
A3:幼児〜学童期であれば、「四つん這いになって首だけを上下・左右に動かしたときに、腕や肘が勝手に曲がって崩れてしまわないか(STNR・ATNRの確認)」などが簡易的な指標になります。ただし、これらはあくまで体の協調性の目安であり、医療的な確定診断を行うものではありません。
Q4:原始反射の統合を促すために親が家庭でできることはありますか?
A4:特別な器具を使った訓練よりも、乳幼児期に十分な「うつぶせ遊び(タミータイム)」や「ハイハイ運動」、公園でのアスレチック遊びや転がる遊びなど、全身の筋肉と前庭覚(平衡感覚)をフルに使う多様な身体遊びを経験させることが最も効果的です。