夏川結衣(本名:宮川美智代)は1968年6月1日生まれ、熊本県八代市出身。彼女のキャリアの原点は、10代後半にスカウトされてスタートしたファッションモデル活動にあります。地元・九州での活動を経て上京し、女性ファッション誌『non-no』の専属モデルに抜擢されると、その群を抜くスタイルと端正な顔立ちで瞬く間に読者の憧れの的となりました。
当時のモデル仲間や編集関係者の証言によると、当時の彼女は「カメラを向けた瞬間に空気を変える天性のフォトジェニックさ」を持っていたといいます。健康的な笑顔が主流だった1980年代後半のモデル界において、どこか憂いを帯びた涼しげな眼差しと圧倒的な透明感は異彩を放っていました。1991年には「ユニチカ水着キャンペーンモデル」に選出され、グラビアや広告でもその抜群のプロポーションを披露しています。
モデルとして頂点を極めた彼女は、1992年にドラマ『愛という名のもとに』で女優デビューを飾ります。翌1993年には映画『空がこんなに青いわけがない』で映画初出演にして初主演を務め、第17回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。モデル出身の枠を軽々と飛び越え、本格派女優としての道を鮮烈に切り拓きました。