専門店級のカリカリ食感を自宅で!失敗しない極上芋けんぴの極意

専門店級のカリカリ食感を自宅で!失敗しない極上芋けんぴの極意

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土佐の風土が育んだ伝統の味。芋けんぴの歴史を語る上で外せないのが、国内シェアの大半を支える高知県の存在だ。とりわけ日本一の生産規模を誇る澁谷食品株式会社や、その直営ブランドとして全国的な知名度を獲得した芋屋金次郎の足跡は、この菓子の進化そのものを物語る。元来は堅固な歯ごたえを特徴とする郷土の和菓子であったが、現代では素材本来の風味を際立たせる洗練された製法へと研ぎ澄まされてきた。

老舗の工房で徹底されているのは、原材料への異常なまでの敬意と、油の鮮度に対する一切の妥協なき姿勢だ。揚げ油のわずかな酸化すら食感の濁りにつながると見なし、職人たちは日々、秒単位の揚げ時間と対峙している。家庭で作る際にも、この「素材を邪魔しない油選び」と「純度の高い蜜作り」という基本思想こそが、仕上がりを劇的に変える道標となる。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。