公判や関係者の証言を通じて明らかになったのは、石橋被告のあまりにも短絡的で攻撃的な性格と、日常的に繰り返されていた暴力的な運転の実態でした。福岡県中間市で育った石橋被告は、少年期から感情のコントロールに課題を抱え、些細なトラブルで激昂する傾向があったと報じられています。
捜査関係者の調査によって、東名高速の事故を起こす前にも複数のあおり運転トラブルや器物損壊事件を起こしていた事実が次々と判明しました。一般道や高速道路を問わず、他車にクラクションを鳴らされたり追い越されたりするだけで激怒し、相手の車の前に割り込んで急ブレーキをかけるなどの危険行為を常習的に繰り返していたのです。
裁判において被告の父親など家族は、息子の犯した罪の重大さに憔悴しきった様子で法廷に立ち、被害者や遺族への深甚な謝罪を口にしました。しかし、家庭内や過去のトラブル時に適切な矯正や制止がなされないまま放置された結果が、最悪の死亡事故を招いたという厳しい指摘は免れません。