結論から明かすと、既存の砂利の上に人工芝をそのまま敷く施工は、業界のプロや外構施工現場において原則として推奨されていません。ネット掲示板などでは「防草シートを挟めばそのまま敷いても問題ない」という手軽さを謳う情報も散見されますが、現場検証を行うとそのリスクは明白です。
そのまま敷設した場合に直面する最大の壁が、砂利の上に人工芝を敷くデメリットの連鎖です。砂利の大きさや形状は不揃いであるため、人工芝の上を歩くたびに鋭利な石が足裏を刺激し、クッション性が完全に失われます。さらに、時間の経過とともに石が動き、表面が波打つように変形してしまいます。
また、人工芝のボコボコ防止を怠ると、雨水が窪みに滞留しやすくなります。透水性のある人工芝であっても、下地が平坦でなければ排水が滞り、湿気がこもって人工芝の水はけ・カビ対策が破綻します。数ヶ月後には芝の隙間から異臭や黒カビが発生し、せっかくの景観が台無しになるケースが現場調査でも多発しています。