8月15日は歴史的な追悼の日であると同時に、日本古来の先祖供養の儀式である「お盆(月遅れ盆)」の中日にあたります。多くの企業や学校では8月13日前後から16日前後にかけてお盆休みが設定され、帰省ラッシュや旅行で人々の往来がピークを迎えます。
伝統的なお盆の習わしでは、8月13日の夕方に祖先の霊を迎える「迎え火」を焚き、精霊棚(盆棚)に季節の野菜や果物、キュウリの馬やナスの牛をお供えします。そして15日の夜から16日にかけて、滞在していた祖先の霊を再びあの世へと丁重に送り出す「送り火」を焚きます。
先祖や亡くなった家族の霊に感謝を捧げるお盆の精神と、戦没者の霊を悼む終戦の日の祈りは、姿形は異なりながらも「命のつながりへの感謝」という点で深く共鳴し合っています。