江別という街を語る上で外せないのが、明治期から続く煉瓦産業の歴史だ。かつて窯業で栄えたこの地には、今も味わい深い赤れんが建築のサイロや倉庫が点在している。
2026年現在、こうした歴史的建造物は単なる文化財にとどまらず、最先端のサードプレイスへと姿を変えている。駅徒歩圏内にある古い煉瓦倉庫群は、地元の若手起業家たちによってシェアオフィスやマイクロブルワリー、自家焙煎コーヒーショップへと再生された。平日の昼下がりには、PCを開くリモートワーカーと地元のお年寄りが同じ空間で寛ぐ、どこか温かくも洗練されたカルチャーが根付き始めている。