Web検索やSNS上で定期的に浮上する「弁天湯はまだ入れるのか」「単なる一時休業ではないのか」という疑問。結論から言えば、弁天湯 吉祥寺の現在はすでに建物自体が役目を終えており、営業を再開する見込みはない。
時系列を整理すると、同店は設備の老朽化を主な理由として2021年12月31日(金)の営業をもって長期休業に入った。店頭に掲示された告知には当初「休業」の二文字が記されていたため、リニューアルや再開を期待する声が地域住民の間で根強く渦巻いていた。しかしその後、設備の抜本的改修が困難であることなどから事業継続を断念。東京都浴場組合の公式記録においても、2022年(令和4年)4月2日付で正式に廃業届が受理されたことが確認されている。
吉祥寺駅北口から中道通りを抜け、西公園の手前を入った閑静な住宅街の一角(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-27-13)。かつて夕暮れ時に暖簾が揺れ、煙突から湯気が立ち上っていたその場所は、すでに解体・整地が進み、街の風景の一部へと姿を変えた。これが吉祥寺弁天湯 閉店の噂の真相であり、現地を訪れても入浴することは叶わない。