白泉社『LaLa』にて約8年半にわたり連載された原作漫画は、単行本第18巻(第83話)をもって感動のグランドフィナーレを迎えました。物語のクライマックスにおける最大の焦点は、須王家の根深い後継者問題の決着と、ハルヒの将来の夢に向けた選択でした。
長年、環を「妾の子」として冷遇し続けてきた祖母・須王静江との確執は、ホスト部メンバーたちの知略と行動力、そして環自身の誠実な情熱によって雪解けを迎えます。環は長年生き別れになっていた実の母親、アンヌ=ソフィー・グランテーヌとの再会を果たし、須王家という重圧から解放され、一人の青年として本当の居場所を取り戻しました。
一方、自身の将来を見据えるハルヒは、特待生としての研鑽を重ねた結果、アメリカ・ボストンへの1年間の法学留学を決意します。離れ離れになることを覚悟していたハルヒでしたが、出発当日、環は「僕も行く!」と宣言。留学先のボストンでハルヒの隣室を借り、共に生活することを決めます。さらに空港には、鏡夜、光、馨、ハニー先輩、銛先輩の姿もありました。「ホスト部全員でボストンへ乗り込む」という、どこまでも賑やかで温かい大団円によって本編は幕を閉じます。