花の都公園の最大の価値は、何と言っても「人工物が視界に入りにくい富士山の全景」と「広大な花畑」をワンフレームに収められる点にあります。しかし、現地を訪れた多くの人が直面するのが「午前10時以降の急激な雲の発生」と駐車場の入庫待ち渋滞です。
花の都公園 富士山 撮影スポットとしての黄金アングルは、無料エリア中央の遊歩道から富士山に向かってややローアングルで構えるポジションです。手前に満開の花を大きくボカして入れ、奥に富士山の山頂を配置することで奥行き感のある一枚に仕上がります。
ここで知っておくべき決定的な現場の気象メカニズムがあります。山中湖周辺は、日中の気温上昇とともに湿った空気が富士山の山肌を駆け上がり、午前10時〜11時前後から山頂に雲がかかりやすくなるという日変化のパターンを持っています。快晴予報の日であっても、昼過ぎには富士山が完全に雲に覆われてしまうケースは日常茶飯事です。
さらに、花の都公園 駐車場 混雑状況(普通車1回500円・約220台収容)を定点観測すると、ゴールデンウィークやお盆のひまわり最盛期、シルバーウィークの週末には、午前10時30分から14時30分にかけて駐車場待ちの車列が国道まで延伸します。この渋滞に巻き込まれると、駐車までに30分〜1時間近くを浪費し、その間に富士山が雲に隠れてしまうという二重の悲劇に見舞われます。
混雑を完全に回避し、抜けるような青空と富士山を確実に撮影するための裏技は、「午前8時30分〜9時00分までの現地到着」です。無料エリアは早朝から立ち入り可能なため、朝一番の澄んだ空気と順光に近い光線状態で撮影を済ませ、混雑がピークを迎える午前11時には次の目的地へ移動するのが、現地を知り尽くした写真愛好家の共通セオリーです。