近年、特に目立つのがアジアや欧米からの外国人観光客の姿だ。彼らを引きつけるのは、単なる移動手段としての鉄道ではない。自転車をそのまま車内に持ち込める「サイクルトレイン」のサービスが、今や一畑電車の代名詞となっている。事前予約なしで、追加料金も不要。この手軽さが、宍道湖一周を目指す国内外のサイクリストたちに大ヒットした。
「日本の原風景を自転車と電車で巡る体験は、他では味わえない」。そう語るフランス人旅行者の笑顔が印象的だった。駅周辺のサイクルポート整備や、多言語でのルート案内アプリの提供など、点と点を結ぶインフラ整備が功を奏している。