かつてのジャニーズ事務所が解体され、新たなマネジメント会社としてSTARTO ENTERTAINMENTが本格始動した際、風間俊介の独立劇は業界内に少なからず波紋を広げた。多くのタレントがエージェント契約や専属契約を結ぶ道を選ぶなか、彼はどこにも属さないフリーランスのプレイヤーとして舵を切ったからだ。
この決断は決して衝動的なものでも、古巣との確執によるものでもない。実態は、極めて綿密に計算された「俳優・表現者としての純化」である。風間はすでに30代を通じて、舞台のキャスティングやテレビ出演において自身のブランドを個人で成立させていた。事務所の看板やグループのスケジューリングに縛られることなく、国内外のあらゆるクリエイターとダイレクトにつながる環境を整えること。それこそが、40代を迎えた彼にとって最も実利的な選択肢だったといえる。