作品を追ってきたファンにとって最大の関心事は、フィニアスとファーブの恋愛関係が最終的にどのような着地点を迎えたかという点です。本編の通常エピソード中、イザベラは数え切れないほどのアプローチを重ねてきましたが、フィニアスの頭の中は常に「今日一日を最高の発明で楽しむこと」で一杯でした。その決定的な転換点が描かれたのが、シーズン4の第130話(通算第221話)にあたるスペシャルエピソード「もう子供じゃいられない(Act Your Age)」です。
このエピソードは、本編の小学生時代から10年後の夏を描いた公式の未来編です。18歳となり大学進学を控えたフィニアスは、高校生活の間にイザベラが自分へのアプローチを諦めてしまったことを友人たちから知らされます。そこで初めて自身が長年抱いていたイザベラへの特別な感情、すなわち「自分もずっと彼女が好きだった」という事実に気づくという、痛烈なフィニアス鈍感エピソードの集大成が展開されました。
すれ違いの末、フィニアスは進学のために街を去ろうとするイザベラの元へと駆けつけ、車道越しに積年の想いをストレートに告白。互いの気持ちを確かめ合ったふたりは、夕暮れの中で感動的なキスを交わし、同じトライステート大学へ通う約束を交わして恋人同士となりました。長年じれったい関係を見守り続けてきた視聴者にとって、まさに10年越しの伏線回収となった屈指の名シーンです。