クリアランスソナーとは?仕組み・後付け費用と警告音トラブルの真相

クリアランスソナーとは?仕組み・後付け費用と警告音トラブルの真相

クリアランスソナーとは?仕組み・後付け費用と警告音トラブルの真相に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

クリアランスソナーとは、主に自動車の前後バンパーに埋め込まれた超音波センサーが障害物を検知し、運転席のドライバーへ音とメーター表示で危険を知らせる安全支援システムです。トヨタをはじめとする自動車メーカー各社で広く採用されてきました。

バンパーの四隅や中央部をよく見ると、直径1.5〜2センチほどの丸いボタンのような突起が配置されているのが確認できます。これが超音波トランスデューサーと呼ばれるセンサーです。

超音波センサーによる車周辺の障害物検知の仕組みは、コウモリの反響定位(エコーロケーション)と基本的に同じ原理に基づいています。センサーから人間の耳には聞こえない約40〜50kHzの高周波音波を断続的に発信し、周囲の障害物に当たって跳ね返ってきた反射波を受信するまでの時間を計測します。音速(約340m/秒)と往復時間から障害物との正確な距離をミリ秒単位で割り出す構造です。

一般的に、検知範囲はおよそ1.5メートル〜2メートル以内。対象物へ近づくにつれて警告音の間隔が短くなり、衝突寸前(おおむね30〜20センチ未満)に達すると連続音(「ピー」という一本調子の音)に変化して限界を告げます。

なお、ディーラーオプション等で見かける「コーナーセンサー」とクリアランスソナーの違いについて疑問を抱く方も少なくありません。実質的な検知原理はどちらも超音波で同一ですが、歴史的にコーナーセンサーはバンパーの角(コーナー)4箇所のみを監視する簡易的な後付けアクセサリーを指す傾向がありました。対してクリアランスソナーは、前後の角だけでなく中央部(フロントセンター、リヤセンター)を含む合計6〜8箇所のセンサーで周囲を面として捉え、メーター内の液晶画面に障害物の位置をグラフィカルに連動表示できる純正統合システムを指すのが一般的です。

森 瞳
著者

森 瞳

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