2009年8月6日、東京都世田谷区岡本にある自宅の寝室で、大原麗子さんは息を引き取っているのが発見されました。享年62。死後数日が経過していたことから、マスコミ各社は「国民的大女優の孤独死」としてセンセーショナルに報じました。
公表された大原麗子さんの死因は、不整脈に伴う脳内出血(循環不全)。長年闘病していたギラン・バレー症候群や、精神的な孤立が間接的な要因であったと考えられています。しかし、実弟である大原政光さんの手記や証言によって、報道された悲惨なイメージとは異なる真相が明らかになりました。
晩年の大原さんは確かに孤独と闘っていましたが、それは周囲に見捨てられたからではなく、ファンが抱く「美しい大原麗子」のイメージを最期まで守りたいという、女優としての誇りゆえの選択でした。自宅の寝室は綺麗に整頓され、最期の瞬間まで気高く生きようとした痕跡が残されていたといいます。