走行中に突然ホワイトアウトへ突入してしまった場合、反射的な行動がかえって命取りになります。以下のステップに従い、段階的に自車の安全を確保してください。
1. ハザードランプを直ちに点灯し、後続車へ自車の存在を知らせる
ホワイトアウト時は前だけでなく後ろも見えていません。追突を防ぐため、周囲に緊急事態を知らせるハザードランプの点灯が最優先です。
2. パニックブレーキは絶対NG、エンジンブレーキで緩やかに減速
急ブレーキを踏むと雪道でスリップしてスピンするだけでなく、視界を失った後続車がノーブレーキで突っ込んでくる危険性が跳ね上がります。ポンピングブレーキやギアを落とした減速で、ゆっくりと速度を落とします。
3. ハイビームは厳禁!ロービームとフォグランプで路面を照らす
「遠くまで見たい」とハイビームを点灯すると、舞い散る雪の粒子に光が乱反射し、目の前が真っ白な光の壁になって視界が完全に遮られます。ヘッドライトは必ずロービームを維持し、装備されていれば黄色や白色のフォグランプ(前部・後部霧灯)を活用して路面近くを照らします。
4. スノーポール・ガードレールを目印に徐行し、安全地帯へ避難
道路脇に設置されている矢羽(固定式視線誘導標)やスノーポールを目印にして車線の位置を把握し、時速10〜20km前後の徐行で安全な施設(ガソリンスタンド、道の駅、SA・PA、大型商業施設の駐車場など)を目指します。道路の中央や路肩での単独停車は、後続車に時速数十キロで激突されるリスクが極めて高いため、やむを得ない場合を除き避けるのが鉄則です。