Q1:「物」の総画数は全部で何画ですか?
A1:正解は8画です。左側の牛偏が4画、右側の勿が4画で構成されています。牛偏の跳ね上げ部分を2画に分解してしまったり、勿の横折れを別々の画として数えたりして9画と誤認するケースが多いため注意が必要です。
Q2:なぜ単体の「牛」と「牛偏」で縦棒を引くタイミングが違うのですか?
A2:漢字の筆順原則である「偏からつくりへの運筆の連続性」を保つためです。単体の「牛」は最後を中央の縦棒で力強く締めますが、部首の「牛偏」は次に続く右側のパーツ(つくり)へと筆をリズミカルに運ぶ必要があるため、縦棒を3画目に書き、最後の4画目を下から右上への跳ね上げ(提)へと変形させます。
Q3:漢検(日本漢字能力検定)などの試験で書き順を間違えると減点されますか?
A3:筆順そのものを問う問題(「第〇画目の筆順として正しいものを選択せよ」など)では、牛偏の3画目・4画目や勿の順序を間違えると完全に不正解(無得点)となります。書き取り問題においては完成した字形が採点対象となりますが、筆順を間違えるとバランスが崩れて誤字判定を受けるリスクが跳ね上がります。
Q4:行書(くずし字)で書く場合もこの筆順は同じですか?
A4:行書においても基本的な骨格は同じです。牛偏の縦棒から下端へと降り、そのまま右上へ筆脈を繋げて右側の「勿」の第1画へと流れるため、楷書の正しい書き順を守っているほうが、自然で流麗な行書の崩しを実現できます。