【衝撃】なぜ暴走族は激減したのか?全盛期から2026年現在の真相

【衝撃】なぜ暴走族は激減したのか?全盛期から2026年現在の真相

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暴走族の歴史を語る上で避けて通れないのが、昭和の深夜列島を席巻した巨大連合体です。中でも歴代最強と称される組織の筆頭が「ブラックエンペラー(BLACK EMPEROR)」でした。

1960年代末、東京都杉並区や世田谷区などを発祥として結成されたブラックエンペラーは、黒地に白い卍(まんじ)を描いた旗を掲げ、最盛期には全国に数千人規模の構成員を擁する一大帝国を築き上げました。映画監督のドキュメンタリー『ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR』で描かれたように、厳格な集団規律、幹部による鉄拳制裁、そして警察機動隊と正面衝突すら辞さない狂気は当時の社会を震撼させました。

著名なOBには、俳優として大成した宇梶剛士氏(元第7代総長)をはじめ、本間優二氏、蛯澤賢治氏、イカンガー岩崎(岩崎隆史)氏、金崎浩之氏、松嶋クロス氏など、後に芸能界、実業界、格闘技界、あるいはアンダーグラウンドで名を馳せた人物が多数名を連ねています。宇梶氏が当時の特番インタビューや自著で述懐した「孤独と苛立ちを抱えた少年たちが、走ることでしか自分を証明できなかった時代」という独白は、当時の若者たちが暴走族という共同体に何を求めていたかを端的に象徴しています。

しかし、この巨大組織の系譜は純粋な二輪カルチャーとしては終焉を迎えました。1980年代後半から1990年代にかけてブラックエンペラーを含む世田谷・杉並を中心とする複数のチームが合流・再編され、悪名高い「関東連合」へと姿を変えていったのです。従来の「単車に乗って走る不良少年」から、渋谷・六本木を拠点とする「経済的実力と暴力を併せ持つチーマー・半グレ集団」へと凶悪に変質。六本木クラブ襲撃事件などを経て警察当局による徹底的な壊滅作戦が展開され、組織としての看板は完全に消滅することとなりました。

なお、彼らが身にまとった「特攻服の由来」については、戦時中の特別攻撃隊への崇拝や死生観を模した軍服モチーフが発端とされています。文字通り「命を賭けて走る」という悲壮感を漂わせ、背中に金糸・銀糸で「夜露死苦」「喧嘩上等」といった当て字やチームの綱領を刺繍することで、世間に対する強い拒絶と仲間内の帰属意識を可視化させていたのです。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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