機械の内部構造に加えて、カプセルトイ専門店のスタッフによるカプセル補充方法も排出結果に大きな影響を与えています。
補充現場のオペレーション
専門店の巡回スタッフは、マシンの残数が少なくなるとバックヤードから仕入れた袋(DPパック)を持ち出し、マシンの上蓋やフロントパネルを開けて袋から一気にドーム内へ流し込みます。この際、手作業でカプセルを均一に混ぜ合わせるような作業は基本的に行われません。
もし前回の補充で余っていた古いカプセルが底部に残っていれば、その上に新しいカプセルが堆積する「地層構造」が一時的に形成されます。ただし、前述の攪拌翼が回転するたびに上下のカプセルが徐々に混ざり合っていくため、補充直後の短い間を除いて、投入順がそのまま排出順になることはありません。
ガチャガチャ中身の見分け方は通用するのか?
カプセルマシンの透明な筐体越しに中を覗き込み、狙いの景品の位置を確認するガチャガチャ中身の見分け方を試みるコレクターも存在します。現在流通しているマシンの傾向と限界は以下の通りです。
- カプセルカラーの識別:景品ごとにカプセルの上下パーツの色が色分けされている商品の場合、排出口付近に特定色のカプセルが位置しているかを目視できる場合があります。
- すりガラス・不透明カプセルの増加:メーカー側も「覗き見による買い控え」を防止するため、近年は中身が一切見えない完全不透明カプセルや、カプセル自体が商品の一部を構成する「カプセルレス(カプセル不要型)」商品の採用比率を高めています。
- 攪拌による位置ズレ:目視で排出口の真上に欲しいカプセルがあるように見えても、ハンドルを回した瞬間にアジテーターによって横へ弾き飛ばされ、別のカプセルが先に落ちてくるケースが日常茶飯事です。