ネット上の掲示板やSNSでは、「見るだけなら無害」「広告を消せば安全」といった誤った言説が散見されます。しかし、現代のサイバー脅威は視覚的に認知できるバナー広告をクリックさせる手口にとどまりません。
ブラウザの脆弱性を突いた「ドライブバイダウンロード」攻撃では、海賊版サイトのページを開いた瞬間に、画面上には何も表示されないまま悪意あるペイロードが端末内部へ埋め込まれます。これにより、オンラインバンキングの認証情報が抜き取られ、預金が不正送金される被害が報告されています。
「数百円を節約しようとした結果、数十万円の金銭被害や端末の初期化・買い替えを余儀なくされた」という事例は決して珍しくありません。「無料」という言葉の裏には、ユーザー自身のデジタル資産が対価として差し出されているという冷徹な現実を直視する必要があります。