ネット上で実施された最新の意識調査によると、20代から50代の男女の約7割が「現在の節約生活に強い閉塞感や限界を感じている」と回答した。外食を控え、趣味の費用を削り、欲しいものを我慢する。そうやって目先の出費を抑えても、残るものは達成感ではなく、ジワジワと広がる疲労感と虚無感だという。
総務省統計局が発表した家計調査の動向を見ても、消費意欲の冷え込みと生活防衛意識の高まりは一目瞭然である。しかし、数字の裏側に隠された人々の心理症状はより深刻だ。単なる節約疲れにとどまらず、「世間の求める平均像」や「ミニマリストの理想像」に自分を無理やり当てはめようとして息切れを起こすケースが後を絶たない。