無惨との激闘が繰り広げられた最終決戦において、二人は文字通り命を削って戦い抜きました。甘露寺は無惨の猛攻を受け重傷を負い、伊黒もまた視力を失いながら炭治郎らと共に限界を超えて刀を振るい続けます。
決着の後、力尽きゆく二人が寄り添う死亡シーンは、読者の涙を最も誘った屈指のクライマックスです。自身の無力さを嘆き、痛みに震える甘露寺を抱きしめた伊黒は、彼女がどれほど自分を救ってくれたかを優しく語りかけます。
死の間際、甘露寺は涙を流しながら「私、伊黒さんが好き」「また人間に生まれ変われたら、私のことお嫁さんにしてくれる?」と告白。これに対し伊黒は、溢れる涙を止められぬまま「絶対に幸せにする。今度こそ死なせない」と応え、二人は抱き合いながら静かに息を引き取りました。現世での過酷な別れと、魂で結ばれた愛の契約が交わされた瞬間でした。