戦争終結後、幕府の目を逃れながら地下へ潜伏した高杉は、河上万斉、来島また子、岡田似蔵、武市変平太といった曲者たちを束ね、新生「鬼兵隊」を再編します。桂が体制内改革や穏健派路線を模索し、坂本が宇宙貿易による国力増強を図る一方、高杉率いる鬼兵隊は要人暗殺や春雨(宇宙海賊)との結託など、幕府を震撼させるテロリズムを次々と実行に移しました。
周囲からは冷酷無比な復讐鬼と恐れられた高杉ですが、その根底にあったのは私利私欲の権力闘争ではありません。世界を壊すという言葉の裏には、己の命すらも復讐の業火にくべて焼き尽くそうとする強烈な破滅願望が渦巻いていました。自分たちが命懸けで守ろうとした恩師亡き後、天人に媚びへつらい泰平を貪る現世への強い怒りと拒絶が、鬼兵隊総督としての過激な刃を研ぎ澄ませていたのです。