彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、BSフジの看板番組『クイズ!脳ベルSHOW』です。番組開始当初は月曜から金曜まで毎晩放送される帯番組としてスタートし、シニアタレントたちの自由奔放な回答と、MCを務める岡田圭右さんのハイテンションなツッコミで爆発的な人気を獲得しました。
番組内で川野アナは単なる出題者にとどまらず、いわば「現場の絶対的バランサー」として機能していました。往年の大スターたちが暴走した際には柔らかい笑顔でたしなめ、岡田さんが激しくツッコミを入れた後には優しくフォローを入れる絶妙な呼吸は、台本通りにはいかない生きたバラエティの醍醐味そのものでした。共演したゲスト俳優が「川野さんの穏やかな笑顔があるから、恥をかいてもまた出たくなる」と語るほど、彼女の包容力は番組の核となっていました。
過酷を極めたと言われる1日5本撮りのハードな収録スケジュールを何年も笑顔で乗り切り、番組を支え続けた彼女の貢献度は計り知れません。帯番組から週1回のレギュラー枠へ移行し、さらに特番体制へと放送形式が変わっていった際にも、アシスタントの座は常に川野アナのものでした。一部の視聴者が放送頻度の変化を「降板」と勘違いしたものの、岡田圭右さんとの息の合ったコンビネーションは今も健在です。