『エアーマンが倒せない』元ネタの真相|誕生秘話と現在の姿を追う

『エアーマンが倒せない』元ネタの真相|誕生秘話と現在の姿を追う

『エアーマンが倒せない』元ネタの真相|誕生秘話と現在の姿を追うに関する深掘り記事を速報でお届けします。関心のある方は必見です。

原曲の公開直後、ネットコミュニティの火に油を注いだのが、同人音楽サークル「Team.ねこかん[猫]」(現:Team.ねこかん)による本格的なロックアレンジカバーでした。ギタリスト兼コンポーザーのnyanyannya氏らによって2007年7月に投稿された動画は、重厚なメタルサウンドと突き抜けるようなハイトーンボーカルが融合し、ニコニコ動画のランキングを瞬く間に席巻しました。

当時、サービス開始間もなかったニコニコ動画のコメント機能では、「あいつはバスターで倒せるぞ」「いや子どもの頃はマジで竜巻かわせなかった」「ウッドマンはもっと無理」といった弾幕が画面を埋め尽くしました。視聴者がコメントを通じて自らの原体験を語り合い、動画そのものがひとつの巨大な同窓会の様相を呈したのです。

ブームは日本国内にとどまらず、YouTubeを通じて海外へ波及。「I Cannot Defeat Airman」のタイトルで英訳カバーや多言語アレンジが次々と誕生しました。さらには、かつて厳格な著作権管理を行っていたゲーム業界の常識を覆し、カプコン側がこのムーブメントを公式に認知。2000年代末から2010年代にかけて、商業CDのメジャーリリースや、カプコン公式イベントでの演奏、音楽ゲーム『CHUNITHM』『太鼓の達人』への収録、そしてWiiウェア『ロックマン10 宇宙からの脅威』のプロモーション企画との連動など、インディーズ発の二次創作としては異例の公式ライセンス化が実現しました。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。