アイドルの担当色は本人の立候補で決まるケースもあれば、運営側の意図で割り振られるケースもあります。Kis-My-Ft2メンバーカラー決め方の真相を紐解くと、そこにはジャニーズJr.時代の激動と、事務所主導による綿密なイメージ戦略が深く関係していました。
千賀健永メンバーカラー水色変更の真相|なぜ濃い青ではないのか?
ファンコミュニティで語り継がれる最大のトピックの一つが、千賀健永のカラー変遷です。結成当初やJr.初期、千賀は一般的なボーイズグループの定番であるロイヤルブルー調の「青」を担当していました。しかし、デビューに向けたビジュアルブランディングの過程で、突如スタッフから「水色」を指定されることになります。
当時のバラエティ特番やインタビューにおいて千賀本人は、「本当は深みのあるかっこいい青が良かったのに、衣装合わせに行ったら急に水色になっていて戸惑った」と苦笑い交じりに告白しています。しかし、この変更こそが功を奏しました。最年少メンバーとしての無邪気さや、後に発揮される類まれなダンスセンス、アートへの感性が、濃い原色の青よりも軽やかで独創的な水色と見事に共鳴したのです。
二階堂高嗣メンバーカラー緑へのシフトと玉森裕太メンバーカラー黄色定着の理由
一方、二階堂高嗣も初期はオレンジ系統の衣装を着用するなど、固定化されるまでに試行錯誤がありました。最終的に二階堂高嗣メンバーカラー緑へと着地したのは、グループ内でやんちゃな弟キャラから、徐々に全体を俯瞰してステージ演出を手掛ける「安心感をもたらすバランサー」へと成長していく人間性と合致したためです。
また、玉森裕太メンバーカラー黄色の定着は、グループの運命を決定づけたドラマ『美男ですね』(2011年)での大抜擢が大きな契機となりました。藤ヶ谷太輔メンバーカラーピンク、北山宏光の赤というフロント2枚に対し、中央に立つ玉森の柔らかなカリスマ性を際立たせる色として選ばれた黄色。この3色がフロントに並び立った瞬間のコントラストが、デビュー直後のキスマイの爆発的なビジュアルインパクトを決定づけました。
宮田俊哉メンバーカラー紫は、本人の柔らかく品のある佇まいと、時に見せるトリッキーな一面を包み込み、横尾渉メンバーカラーオレンジは、グループを裏方的に支える温厚な人柄を的確に表しています。キスマイメンバーカラーの由来は、単なる記号ではなく、メンバー各自のポジション変化と成長に伴って最適化されていった必然のプロセスだったと言えます。