マツダのディーゼルは廃止か進化か?直6が切り拓く逆転の生存路

マツダのディーゼルは廃止か進化か?直6が切り拓く逆転の生存路

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欧州自動車工業会(ACEA)が警告を発し続ける排ガス規制の厳格化は、多くのメーカーから内燃機関の開発意欲を奪い去った。ユーロ7の策定プロセスに翻弄され、欧州のプレミアムブランドですら小型ディーゼルからの撤退を余儀なくされている。日本国内においても、国土交通省による排出ガス試験の厳密化や実路走行エミッション(RDE)試験の導入によって、規制のハードルはかつてない高みに達した。

この逆風に対し、マツダは高価な排ガス後処理システムだけに頼らない独自のアプローチを研ぎ澄ませている。燃焼そのものを極限までクリーン化することで、後処理の負荷を最小限に抑える思想だ。さらに、48Vマイルドハイブリッドとの協調制御を限界まで煮詰め、エンジンの最も過酷な領域をモーターが巧みにアシストする。規制を「回避」するのではなく、エンジニアリングの力で「正面突破」する姿勢を崩していない。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。