編集部が国内外30ブランドの流通価格とユーザー追跡データを分析したところ、実用的なトートやショルダーバッグの市場相場は2万8,000円〜6万5,000円の中価格帯に集中していることが判明した。数千円で買える石油系合成皮革(PVC/PU)と比べれば明らかに高額であり、普及帯の牛革製品とほぼ同水準のプライシングだ。
購入検討者が最も危惧する「寿命」についての独自調査結果は、従来の固定観念を覆す。安価な合皮バッグが湿気による加水分解で2〜3年で表面剥離を起こすのに対し、良質なリンゴ由来素材はポリウレタンの配合バランスを最適化することで、適切な保管環境下において5〜7年以上の耐久性を維持するデータが出ている。10年以上エイジングを楽しむオイルドレザーには及ばないものの、雨に濡れてもシミにならず、クリームによる定期的な保革メンテナンスが一切不要という特性を考慮すれば、維持コストを含めた実質的なコストパフォーマンスは本革を凌駕する局面すらある。