足の指は、その長さの比率によって世界的に3つの主要なタイプへと分類される。エジプト型・ギリシャ型・スクエア型(足指タイプ分類)と呼ばれるこの形状パターンは、遺伝的な要因が強く、履くべき靴のラスト(木型)選びを左右する。
日本人のおよそ7割を占めるとされるのが「エジプト型」だ。これは母趾(第1趾)が最も長く、小趾に向かって斜めに短くなっていく形状を指す。オブリークトゥなどつま先にゆとりのある靴が適しており、無理に細身の靴を履くと外反母趾のリスクが高まる。
対照的に、示趾(第2趾)が母趾よりも長く突き出ているのが「ギリシャ型」である。欧米人に比較的多く見られるタイプで、ラウンドトゥやポインテッドトゥの靴と相性が良い。第2趾が靴の先端に圧迫されやすいため、ハンマートゥ(屈曲変形)に注意が必要となる。
そして、母趾から中趾(第3趾)あたりの長さがほぼ水平に揃っているのが「スクエア型(ローマ型)」だ。全体に均等な圧力がかかりやすい反面、横幅が狭い靴を選ぶと第1趾と第5趾の両サイドから強い摩擦を受け、魚の目やタコを誘発しやすい。