往年のスターが年齢を重ねると、キーを下げたり、サビを高音の出ない歌い方にアレンジして対応することが珍しくありません。しかし、沢田研二のステージを体感したファンや批評家が驚嘆するのは、その圧倒的な声量と声の太さです。
ソロ初期の代表曲『勝手にしやがれ』『時の過ぎゆくままに』『危険なふたり』から近年のメッセージソングに至るまで、セットリストにはハードなロックナンバーが惜しみなく並びます。マイクスタンドを振り回し、ステージの端から端まで走ってはシャウトを決める姿には、年齢を感じさせる衰えなど微塵も見当たりません。SNS上でもツアー参加者から熱烈なレポートが相次いでいます。
「息切れひとつせず、最後の一曲まで艶のある声が会場の最後列まで突き刺さってきた」「昔のキーのまま歌い上げる姿に鳥肌が立った」といった書き込みが示す通り、現役のロックシンガーとして最前線を走り続けている事実は、単なる懐メロ需要とは一線を画しています。声帯の筋力低下に抗うため、日常的なウォーキングや腹式呼吸の鍛錬を欠かさないストイックな姿勢が、今なお奇跡のパフォーマンスを支えています。