一次試験のペーパーテストにおいて受験生が直面するのが、教職教養・専門教養の網羅的な学習量です。特に兵庫県の教職教養は、教育法規、教育心理、教育史、教育原理の基本問題に加え、兵庫県独自の教育施策に関する出題が頻出することで知られています。
対策の基本は兵庫県教員採用試験 過去問の徹底分析です。少なくとも直近5年分の過去問を周回し、出題の癖を見抜く必要があります。現場の合格者たちが口を揃えるのは、以下の3つのポイントです。
第1に、「ひょうごの教育」推進プランや兵庫県教育委員会が策定した基本方針からの出題です。「こころ豊かな人づくり」や「ふるさと教育」、さらには震災の教訓を継承する防災教育など、兵庫県特有の重点施策に関するキーワードは、穴埋め問題や正誤判定問題で繰り返し問われています。全国共通の参考書を丸暗記しているだけでは、この地域特有の問題で失点することになります。
第2に、専門教養の基礎問題における取りこぼしの防止です。兵庫県の専門教養は、奇をてらった難問よりも、教科書レベルの標準問題から応用問題へのステップアップが忠実に反映されています。特に小学校志望者は全教科を網羅する必要があるため、苦手分野(理科の計算分野や算数・数学)を放置せず、各教科で最低ラインを死守するバランス学習が不可欠です。
第3に、時間配分とマークミス対策です。教職教養と専門教養が同日にタイトなスケジュールで課されるため、過去問を解く際は必ずストップウォッチを用い、制限時間より10分短い設定で解き切る訓練を行わなければ本番の焦りを克服できません。