元号と年号の違いとは?意外な使い分けの真相と早見表・歴史を徹底解説に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
政府が新たな元号を選定する際、内閣官房が定めた「元号選定手続について」に基づき、学識経験者(漢文学、国文学、東洋史学、日本史学などの専門家)から複数の候補案を委嘱します。元号の決め方と選定基準には、厳格な6つの原則が課されています。
【政府が定める元号の6大選定基準】- 国民の理想としてふさわしい、よい意味を持つものであること。
- 漢字2文字であること。
- 書きやすいこと。
- 読みやすいこと。
- これまでに元号または諡(おくりな)として用いられていないこと。
- 俗用されていないこと(人名、地名、企業名などで広く使われていないこと)。
近代以降の明治・大正・昭和・平成・令和の5つの元号は、それぞれ当時の国家状況や国民への願いを反映した古典から選ばれています。
元号期間(西暦)典拠(出典)込められた意味・由来明治(めいじ)1868年〜1912年『易経』「聖人南面して天下を聴き、明に嚮ひて治む」賢明な君主が明るい政治を行い、国を導くこと。くじ引きによって決定された。大正(たいしょう)1912年〜1926年『易経』「大いに亨りて以て正しきは、天の道なり」民の心が正しく大いに通じ合い、正しい道を歩むこと。昭和(しょうわ)1926年〜1989年『書経』「百姓昭明にして、萬邦を協和す」国民の平和と、世界各国との共存共栄を願う。日本の元号で最長の64年間続いた。平成(へいせい)1989年〜2019年『史記』「内平かに外成る」・『書経』「地平かに天成る」国の内外、天地ともに平和が達成されること。令和(れいわ)2019年〜現在『万葉集』巻五・梅花の歌三十二首の序文「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」日本古来の国書(国文学)から初めて引用。人々が美しく心を寄せ合う中で文化が育つという意味。
歴代元号の由来を見比べると、「令和」において史上初めて中国古典(漢籍)ではなく日本古典(国書)から採用された点が、近現代の改元史における画期的な転換点となったことが分かります。