緊張や覚醒を司る交感神経と、休息や修復を促す副交感神経。この両者のシーソーが完全に傾いたとき、生体内部では何が起きているのか。国際的な学術論文データベースPubMedや国内医学情報サイトメディカルオンラインに掲載された数多くの研究論文が、そのメカニズムを実証している。
過剰なストレスに晒され続けると、副腎皮質からストレスホルモンであるコルチゾールが過剰分泌される。短期的には身体を活動的に保つこの物質も、慢性的に高い状態が続けば海馬の萎縮や免疫力の低下を招き、自律神経失調症の多彩な不定愁訴を引き起こす。交感神経のブレーキペダルが利かなくなっているのだ。