突然の閉店発表に伴い、当時もっとも混乱を招いたのが前売り回数券の取り扱いでした。常連客の多くが特売日にまとめ買いしていたため、手元に未使用の券を抱えた利用者が殺到することとなりました。
運営元は閉店の約2か月前から店頭および特設窓口にて返金窓口を開設し、資金決済法に基づく適法な払い戻し手続きを実施しました。指定期間内に訪れた利用者の手続きは円滑に完了したものの、遠方客や閉店後に事態を知った一部のライト層からは「使い切れずに手元に残ってしまった」という嘆きの声も上がりました。
金銭面の手続き以上に深刻だったのが、地域のサードプレイスを失った常連客たちの「はなの湯ロス」です。仕事帰りにふらりと立ち寄り、併設の食事処でサ飯を堪能してから帰宅するという生活習慣を奪われた近隣住民の喪失感は大きく、地域のコミュニティ拠点としての価値を再認識させる出来事となりました。