ヤモリは漢字で「家守」あるいは「屋守」と書く。文字通り、家屋や家族を災厄から守る守護神として、日本の住文化に深く根付いてきた。特に全身が白い個体は、色素欠乏(アルビノ)や変異による希少性から、古来より「神の使い」あるいは白蛇と並ぶ吉兆のシンボルとみなされている。
日本の神道文化の総本山的な組織である神社本庁の理念や地域の伝承を紐解いても、白い動物は神域との境界線を繋ぐ神聖な存在として扱われるケースが多い。境内に現れる白い生き物は神の化身、あるいは神からのメッセージだと解釈されてきた歴史がある。家庭の敷地内に突如として現れる白ヤモリもまた、その土地や家屋の気が極限まで高まっているサインなのかもしれない。