この注目のプロジェクトで企画・監督を務めるのは、世界的評価を受ける映画監督・是枝裕和氏だ。子供たちの自然な表情や言葉にならない感情の揺らぎを掬い取る名手として知られる是枝監督が、なぜいま京都の子供たちにカメラを向けるのか。
制作関係者は次のように明かす。「是枝監督は、大人の都合で作られた『理想の子供像』ではなく、現場に渦巻く本音や葛藤を描きたがっていた。ドキュメンタリーの臨場感と上質なヒューマンドラマの叙情性が融合した作品になる」。教室という密室で生まれる友情や衝突、子供たちの生の声を拾い上げる手法は、まさに監督の真骨頂と言える。