数多くのラインナップを誇るシリーズの中で、どの作品から読み始めるべきか悩む保護者は多い。発達段階に合わせた選び方を知ることで、子どもの読書体験はより豊かなものになる。
0〜1歳児には、繰り返しフレーズとリズム感が心地よい『ノンタン ぶらんこ のれて』や『ノンタン おっこちた』が最適だ。2〜3歳児には、シリーズ一番の人気を誇る名作『ノンタンのたんじょうび』をおすすめしたい。仲間たちがノンタンに内緒でバースデーケーキを作るストーリーは、相手を思いやる気持ちやサプライズの楽しさを教えてくれる。作中に登場するクッキーのレシピを実際に親子で作るブームが起きるほど、今も深く愛されている作品だ。
4歳以上の幼児向け絵本としては、妹のタータンが登場する作品群が非常に秀逸だ。兄妹ならではの葛藤や思いやりを描いたストーリーは、社会性が育つ時期の子どもの心に深く響く。