他球団であれば間違いなくクリーンナップや先発ローテーションの一角を担えるだけの実力を持ちながら、ホークスでは出番に恵まれない。プロ野球戦力外通告の対象となった選手の名前を見た他球団の関係者が、驚きを隠せないケースは過去にも多々あった。層の厚さは強さの象徴であると同時に、溢れた才能を解き放つ厳酷なフィルターでもある。
ファームで好成績を残しながらも一軍の壁を崩せない中堅選手たち。スポーツナビの打撃成績や投手指標を追えば追うほど、彼らの能力がけして低くないことは一目瞭然だ。しかし、一軍登録枠の29名という狭き門をくぐるには、圧倒的な突出度が求められる。この容赦ないスクラップ・アンド・ビルドこそが、ホークスを常に覇権争いの中心に押し上げている。