ふたりの原点を紐解くうえで外せないのが、学風としての「陸の王者」、すなわち慶應義塾大学という共通のルーツだ。同じキャンパスの空気を吸い、自由と独立の精神(独立自尊)を叩き込まれた青春時代。中曽根康隆氏が法学部で政治学や国際関係の学識を深めていた時期、櫻井翔氏は経済学部で学業と多忙を極める芸能活動を両立させていた。
当時を知る同窓生は「学年は違えど、お互いの存在は意識せざるを得ない独特の熱量があった」と明かす。校舎の廊下やキャンパス周辺のカフェで交わされた他愛もない雑談や、共通の知人を介したネットワーク。学閥という言葉だけでは表現しきれない「慶應ネットワーク」の絆は、彼らがそれぞれの道でトップランナーとなってからも、静かに、しかし確実に二人を繋ぎ止めていたのだ。