最近の行列を観察すると、大きなスーツケースを引いた海外からの旅行者の姿が明らかに目立つ。東京や京都といった定番の観光ルートを脱し、日本のドメスティックな食文化の奥深さを探求するインバウンド客にとって、新潟のバスターミナルは今や屈指の「B級グルメの聖地」として認識されている。
「ガイドブックで見た『Yellow Curry』を食べに新幹線で来た。想像以上のスパイシーさに驚いたが、間違いなく今回の日本旅行で最高の体験だ」。ヨーロッパから訪れた観光客は、汗を拭いながら興奮気味に語る。英語や中国語のSNSでも「新潟に行ったらバスを待つのではなく、カレーを食べるためにターミナルへ行け」という合言葉が拡散されており、ローカルな立ち食い文化とグローバルな観光需要が見事に結びついている。