カダヤシとメダカの違いに衝撃!飼育禁止の真相と尾びれで見分ける方法

カダヤシとメダカの違いに衝撃!飼育禁止の真相と尾びれで見分ける方法

カダヤシとメダカの違いに衝撃!飼育禁止の真相と尾びれで見分ける方法の手順について詳しく紹介します。分かりやすいガイドをご覧ください。

「カダヤシ(蚊絶やし)」という和名は、その名の通り蚊の幼虫であるボウフラを駆除する目的で、大正時代から昭和初期にかけて北米から人為的に日本へ導入された歴史に由来します。しかし、水質汚濁や水温変化への耐性が極めて強いカダヤシは、各地の用水路や河川の中下流域、ため池へと瞬く間に逃げ出して野生化しました。

その結果、気性の荒いカダヤシが在来のメダカ(ミナミメダカなど)を執拗に追い回してヒレをかじり取ったり、メダカの稚魚や卵を食害したりする深刻な事態が発生しました。現在、在来の野生メダカは環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されるほど数を減らしていますが、その主因の一つがカダヤシとの競合と生息地の侵食です。

こうした生態系被害を食い止めるため、2006年にカダヤシは環境省から「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」に基づく特定外来生物に指定されました。これにより、以下の行為が法律によって厳重に禁止されています。

  • 生きたままの飼育・保管・運搬の禁止
  • 自然界や別の水域への放流・遺棄の禁止
  • 譲渡・販売・輸出入の全面禁止

「知らなかった」「メダカだと思って持ち帰った」という言い訳は通用しません。個人が無許可で特定外来生物を飼育したり運搬したりした場合、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金(法人の場合は最高1億円の罰金刑)という非常に重い刑事罰が科される可能性があります。川辺で採集を行う際は、バケツに入れて自宅へ持ち帰る行為そのものが「生きたままの運搬」に該当し、法に抵触することを深く肝に銘じる必要があります。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。