インターネット上の情報では「常にProRAWの48MPで撮影すべき」「ナイトモードは必ずオンにすべき」といった極端な意見が見受けられますが、これには大きな落とし穴が存在します。
48MPのProRAW撮影は1枚あたり約75MBもの容量を消費するため、日常の食事やメモ代わりの撮影で常用すると、256GBのストレージであっても数ヶ月で逼迫します。また、暗所での48MP撮影は画素混合(ピクセルビニング)が効かないため、かえってノイズが増加するケースもあります。
動く子どもやペットを撮影するシーンでは、ナイトモードの露光時間延長が被写体ブレの主因となります。動体撮影ではあえてナイトモードをオフにし、シャッタースピードを稼ぐ判断が不可欠です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
設定変更の恩恵を最大限に享受できる人と、標準設定のまま運用すべき人の境界線は明確です。
【設定変更を強く推奨するユーザー】
・SNS(InstagramやX)に日常の風景や人物、旅行の記録を高品位に投稿したい人
・Lightroomなどの編集アプリで色味の調整を楽しみたいクリエイター志向の人
・白飛びや不自然な明るさに違和感を抱き、落ち着いた陰影表現を好む人
【初期設定のまま運用が適しているユーザー】
・端末のストレージ容量が128GB以下で、iCloud有料プランを契約していない人
・撮影した写真を後から見返すだけで、構図の確認や編集を一切行わない人
・とにかくシャッターボタンを連打して記録を残すことだけを目的としている人