サブウェイマスターがこれほどまでに熱狂的な支持を集める背景には、2010年当時の「バトルサブウェイ攻略」の難易度の高さと、ギャップ萌えの相乗効果があります。
『ブラック・ホワイト』のやり込み施設であったバトルサブウェイは、徹底した個体値選定や努力値振りを要求される高難易度コンテンツでした。幾度となく連勝を止められたプレイヤーにとって、ノボリとクダリは「高き壁」として強烈な印象を残しました。SNSやファンコミュニティでは、以下のような声が数多く記録されています。
- 「一見クールなノボリが慇懃無礼で熱く、笑顔のクダリが合理的で容赦ないバトルのギャップに完全にやられた」
- 「ヒスイでノボリを見たときの絶望感と切なさは、全ポケモン作品の中でもトップクラスの感情の揺さぶりだった」
- 「ポケマスでクダリの台詞を聞くたびに、早く元の世界で二人揃って電車を走らせてほしいと祈ってしまう」
威厳ある強敵としての初期印象から、過酷な運命に翻弄される哀愁のドラマへと変遷したことが、サブマス人気を不動のものにした最大の理由と言えます。