乙武洋匡の現在と再起の全貌|義足プロジェクトから政界挑戦の裏側まで

乙武洋匡の現在と再起の全貌|義足プロジェクトから政界挑戦の裏側まで

乙武洋匡の現在と再起の全貌|義足プロジェクトから政界挑戦の裏側までにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

乙武氏のキャリアは、日本の障害者観を根本から覆すパラダイムシフトから始まりました。早稲田大学政治経済学部在学中の1998年に出版された自伝『五体不満足』(講談社)は、発売からわずか7か月で380万部を突破し、累計発行部数は580万部を超える空前の大ベストセラーを記録。「障害は不便だが、不幸ではない」という前向きなメッセージは、平成初期の日本社会に絶大な衝撃を与えました。

大学卒業後はスポーツライターとしてTBS系列『JNNニュースの森』のキャスターなどを歴任。その後、教育現場の課題に直接向き合うべく、通信教育で小学校教員免許を取得します。2007年から3年間、杉並区立杉並第四小学校で教壇に立ち、子どもたちに命の尊さや多様性を教える姿は広く報じられました。2013年には東京都教育委員に就任するなど、教育行政のトップランナーとしての地位を確立しました。

しかし、2016年の騒動で公職を退いて以降、海外放浪などを経て社会活動に復帰。2022年の参議院議員選挙(東京都選挙区)、2024年の衆議院補欠選挙(東京15区)など、選挙への出馬を重ねてきました。既成政党の枠組みに縛られない無所属や地域政党を軸とした挑戦は、既存の障害者福祉にとどまらない「選択肢の拡大と多様性社会の実現」を掲げたものであり、その政治的立ち位置は今なお政界内外で注視されています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。