夏まゆみさんのダンスプロデューサーとしての足跡は、日本のポップス史そのものです。イギリスへのダンス留学を経て、1993年にナインティナインや雨上がり決死隊らによる「吉本印天然素材」の振付を担当し、一躍脚光を浴びました。
その後、1998年の長野冬季オリンピック閉会式で数万人が踊る大フィナーレの振付・演出を担当。同年、メジャーデビューしたモーニング娘。の育成と振付を一手に引き受け、「LOVEマシーン」などの大ヒット曲で日本中にダンスブームを巻き起こします。
さらに2005年、立ち上げ初期のAKB48に招聘され、劇場公演の基礎から礼儀作法、プロとしてのメンタリティまでを叩き込みました。前田敦子さんや高橋みなみさんをはじめとする第1期生たちにとって、夏さんは「表現の母」とも呼べる存在でした。生涯で育て上げたアーティストは300組以上、延べ200万人以上に及びます。